就職活動って実際にはどんなことをするの？（1）

スケジュールや風習については各国違いがありますが、活動の上で重要なことは日本人も外国人留学生も大きな違いはないと思います。
ここでは一般的な活動内容をご紹介します。

自己分析

就職活動で最初にすることは、自分の考えを整理し、今後の方針を決めることです。

・自分は、何が得意か？
・どんなことに喜びを覚え、ワクワクできるか？
・どのような仕事に就きたいか？
・どのような会社で働きたいか？

それには自分がこれまでに勉強してきたこと、体験してきたことを整理して、どうして日本で働きたいのかを改めて考えてみてください。

企業研究

静岡県には約15000社の民間企業があり、定期的に新卒採用を行っている会社は約1000社あります。
皆さんが就職したい地域を広げれば、全国では約3万社が新卒採用活動をしていますので、就職活動中に出会える会社はごく一部、と考えてよいでしょう。

皆さんが実際に行う企業研究はインターネット（就職情報サイト）を通して企業情報を収集することが主な活動になりますが、時間の許す限り積極的な活動をおすすめします。

・大学のキャリアセンターで開催される企業研究セミナー、企業研究バスツアーにに参加する
・長期休暇を利用して職場体験してみる
・アルバイトをしてみる
・民間企業主催の就職イベントでどんな会社があるのか話をきいてみる

などです。
学業と両立して活動するのは大変かもしれませんが、限られた時間の中では出会う企業の母数を増やすことが皆さんの選択肢を広げることにつながると思われます。

企業選択＝エントリーとは？

企業研究を多角的にすすめて、選考試験を受ける企業を絞り込んでいきます。
採用活動解禁といわれる時期（現在は3月1日）になると、新卒採用する企業が「エントリー受付」を開始します。
これはいわゆる「選考試験」に応募するわけではなく、「御社（オンシャ）」に興味があります、という意思表示を学生が示す行動です。
おもに就職情報サイトや企業の採用ホームページで受け付けます。

エントリーした学生には、企業イベント・職場見学会のご案内が届いたりします。

自分が少しでも興味のある会社があれば迷わず「エントリー」して情報を増やしておきましょう。
最初はあまり絞り込まず、いろいろな可能性を考えておくことも重要です。説明を聞くうちに、思いもよらない仕事に興味を覚えたり、理念に共感できる企業に出会えるかもしれません。