【企業裏話】ねむの木学園設立秘話
2023年03月19日
突然ですが、宮城まり子という人物をご存じでしょうか?
1950年代の人気歌手として一躍世間の注目を集め、
NHKの「紅白歌合戦」に8回出場。
歌手活動だけでなく、映画監督やイラストレーターとしても高く評価された人物です。
そんな彼女ですが、
実は芸能界引退後「日本初の民間社会福祉施設」を設立いたしました。
それが当法人。
ねむの木学園は、宮城まり子が誰も相談する人もなく
「障害をもったこどもたちに教育の場を」という願いの下、
昭和43年、静岡県小笠郡浜岡町(現御前崎市)に、
当初8人のこどもたちを迎え入れて開設したのが始まりです。
「すべてのこどもたちに可能性がある」との信念に基づき、
そのかくれた才能を見出し、ひとりひとりの個性を尊重した教育を行うとともに、豊かな感性と情感あふれる人間性の育成に努めてきました。
美術、茶道、音楽、ダンスなど芸術性を重視した特色ある教育。
生活指導と学校教育の一体化、年齢や学年にこだわらない開かれた教育。
温かな家庭環境と豊かな自然環境と美しい景観の下での養育。
そしてこどもたちのためありったけの愛と忍耐をもって尽くす彼女の命がけの働きかけは、
数多くの優れた成果に結びつきました。
現在は、移転した静岡県掛川市にて、
ねむの木学園3施設と特別支援学校の他に、文学館・美術館・喫茶室等の文化的施設
を建設し、障害のある方もない方も共に助け合って生活できる環境づくりを目指しています。
以上、長文となりましたが当学園の設立秘話です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
社会福祉法人 ねむの木福祉会(ねむの木学園)
心身に障害を持ち家庭での生活が困難なこどもたち・大人の方々が誇りある生活を送れるように、様々な職種の職員が協力して支援にあたっています。 障害を持つ人も健康な人も共に生活できる環境を目指して、豊かな自然環境の下、当学園を起点として様々な文化的施設を運営しています。 それは「ねむの木子ども美術館」「吉行淳之介文学館(茶室<和心庵>併設)」「こどものお店(雑貨屋さん・毛糸屋さん・お花屋さん)」「喫茶MARIKO」です。そして茶室<和心庵>・こどものお店・喫茶室MARIKOでは、職業実習の場として大きくなったこどもたちが働いています。 様々な職種の職員が全国から集まって来ており、どこからいらしても安心して働いていただける環境と福利厚生が整っています。男性女性ともに20代から60代までの幅広い年齢層の職員が活躍しています。 決して楽な仕事ではありません。しかし、こどもたち・大人の方々がその人らしく生活していけるようにお手伝いできること、そのことこそが私たち職員の誇りであり、なんといってもやりがいのあるお仕事です。
〒436-0221 静岡県掛川市上垂木2979-1
あなたにオススメの他の企業